映像の美しさ、物語の信念、音楽の秀逸さ、様々な魅力を持つジブリ作品は、年齢も国境も超えて、愛され続けています。
今回は、2019年のジブリ作品の興行入収ランキングと人気ランキング、個人的に好きな場面を紹介したいと思います。
目次
(画像:http://www.ghibli.jp/works/より)
ジブリ作品の 興行収入 ランキングTOP10
1位:千と千尋の神隠し(2001年) 304億円
2位:ハウルの動く城(2004年) 196億円
3位:もののけ姫(1997年) 192.1億円
4位:崖の上のポニョ(2008年) 155億円
5位:風立ちぬ(2013年) 120.2億円
6位:借りぐらしのアリエッティ(2010年) 92.5億円
7位:ゲド戦記(2006年) 76.5億円
8位:猫の恩返し(2002年) 64.6億円
9位:紅の豚(1992年) 54億円
10位:平成狸合戦ぽんぽこ(1994年) 44.7億円
(参考 歴代スタジオジブリ映画作品&興行収入一覧 【2019最新版】 | ciatr[シアター])
意外な事に、お馴染みの「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」などの1980年代のジブリ初期の作品は全てランキング外ですね。
物価の問題?知名度がまだ無かったから?
これらが、2000年代に公開だったら、とんでもない空前絶後の興行収入だったかもしれないですね!
みんなの好きなジブリ映画ランキング TOP10
1位『となりのトトロ』
2位『千と千尋の神隠し』
3位『天空の城ラピュタ』
4位『風の谷のナウシカ』
5位『魔女の宅急便』
6位『火垂るの墓』
7位『もののけ姫』
8位『紅の豚』
9位『思い出のマーニー』
10位『借りぐらしのアリエッティ』
引用:今夜はラピュタ…みんなが好きなジブリ映画は?ランキング! - シネマトゥデイ
こちらは、2017年にアンケートをとったものだそうです。それ以降、ジブリ映画は公開されていないので、大きくは変化が無いかもしれません。
興行収入とは、かなり差があるのがこのランキングの面白い所です!
こちらの方が、お馴染みの作品がそろっていますね。
順位的には、納得と言えば納得でしょうか?
1位と2位は、そうだろうな〜という感じですね。個人的には、耳をすませばやハウルは入ってないのか〜と少し驚きです。
「紅の豚」は男性が「好き!」「面白い!」と言っているのを良く聞きます。あれは、ブタさんが、美人にモテまくるからなんじゃないかという憶測を立てていますがいかがでしょう。
みなみの個人的ジブリランキング
ここからは、特に興味が無いかもしれませんが、いち30代女性のデータとして…
1位:魔女の宅急便
2位:千と千尋の神隠し
3位:耳をすませば
4位:となりのトトロ
4位:風の谷のナウシカ
4位:かぐや姫の物語
4位:もののけ姫
8位:ハウルの動く城
8位:天空の城ラピュタ
10位:火垂るの墓
誰も気にしていないと思いつつ、順位はとても悩みました。
1位だけは、しっかり決まっていましたが、その後は、気分でいくらでも変わりそうな気がします。
「魔女の宅急便」は、大好きで、原作の本も買って読みました。本のキキもとってもいいですよ!今度紹介したいものが、また増えました(^^*)
あのヨーロッパの町並みと黒猫のジジ、可愛いキキは何度見ても何度見ても飽きません。
ジブリ好きのあるあるだと思いますが、かなりの台詞を言えると思います。
「千と千尋の神隠し」の色とりどりの煌びやかな世界も好きです。
夢枕獏の「陰陽師」にはまっていたので、式神にも愛着があります。高校生のときには、安倍晴明の事ばかり考えていました。(話がずれました。)
職場で、カオナシに顔が似ていると言われていましたが、これはどう考えても褒め言葉ではないでしょうね…。
「耳をすませば」も透明な時代を切り取ったようなさわやかさが何とも言えません。
日常的なのに、きらめいて見えます。
小さな事にわくわくすること、見るものに物語を想像すること、忘れそうな気持ちを、雫が思い出させてくれます。
原作は、柊あおいさんなのですが、柊あおいさんの漫画はどれも心の機微が繊細に描かれているので、物語の中に入り込んでしまいます。
個人的名場面・好きなシーンは?
①「魔女の宅急便」の始まりのシーン
キキが、草むらに寝転がってラジオを聴いています。
草が風になびく音。
蜂の羽音。
「明日は晴れでしょう。明後日も晴れでしょう。」とラジオの声。。。
そして、素敵な庭を通って、お母さんに今夜出発する事を決めたと報告します。
エンドレスで見ていたいんです。この始まり。
自分も野原の風を感じるような、穏やかで少しわくわくする気分になります。
②「耳をすませば」の始まりのシーン
やはりどの作品も、始まりって素敵なのかもです。
そうですよね、始まりはきっと監督も、ものすごく推敲して作っているのでしょうね。
「耳をすませば」は、カントリーロードの英語版の歌に乗せて、夜の何気ない町の様子から始まります。
長い電車、踏切、日常の雑多の中に秘められた美しさにジーン。。夏の湿度まで伝わってくる気がします。
③「耳をすませば」の最後のシーン
「しづく、大好きだ!!」
これは、やはり入れておかなければポリシー違反となるでしょう…。
昔、何度胸キュンを味わわせてもらった事か、です。
ごちそうさまです。
④「千と千尋の神隠し」の、街の灯りが次々について、街自体が命をともすように動き出すシーン
(画像:https://dino.network/_ct/16890476より)
これは、舞台になった九份の写真をお借りいたしました。とても奇麗な写真ですね。
艶かしく妖しい街に、惹き込まれてしまいます。
⑤「となりのトトロ」の家
白くてボロくて、おしゃれな家が羨ましかったです。
後ろの方は、日本ぽくて、前のテラスのある部分は増設でしょうか?庭も広いし、天井からドングリが落ちてくるなら最高ですよね。
お風呂だけは怖そうなので、電気と浴室暖房を付けてくれれば、文句は無いです。
⑥「風の谷のナウシカ」の腐海の植物を地下で育てているシーン
「腐海の植物もきれいな水では毒を出さない。」「悪いのは人間。」とナウシカ。腐海を焼き払おうとしている人間に対する、重たい言葉です。
強くて美しくて優しい姫様です…。
⑦「かぐや姫の物語」の捨丸兄ちゃんと会うシーン
大人になって、捨丸兄ちゃんと会う。かぐや姫が、一人の女性として一番幸せなシーンですね。
このあと、2人は空を飛ぶんです。
高畑功監督は、そのシーンをかなり力を入れて描いたそうです。
この映画は、号泣しました。
赤ちゃんの動きなどの細かいところも、まるで本当の命を持つ様です。胸の痛くなるシーンも多いですが、名作だと思います。
「いのちの記憶」のわらべ歌のようなメロディーも印象的です。小さい頃に遊んだ野原を思い出します。
⑧「かぐや姫の物語」の御門が出てくるシーン
名作中の余興。すごいインパクトのあごでした。
性格に加えて、このあごのおかげで気持ち悪さは、5割増。
どう見ても、しりあがり寿の漫画にしか見えないのは私だけでは無いはずです。
(https://www.hexaproject.com/works/より)
⑨「もののけ姫」の乙事主様が我を忘れて走るシーン
「おっこと主様…おおオ…静まりたまえ…」と思いながら、強烈に走り狂う乙事主様に目は釘付け。
徐々に、祟り神になってしまうのも、目が離せません。恐いもの見たさに近い感覚です。
⑩「ハウルの動く城」のハウルが髪の毛が変な色になるシーン
ハウルが全体的にイケメンということですね。
ソフィーに風呂場を掃除されて、魔法が解けてしまって、きれいな金髪が変な色になります。
イケメンなのに、そんなことで死にそうになるんだから、可愛いですよね。これは、女性の母性本能をくすぐる作戦ですか?
声がキムタクなのは、賛否あったと思いますが、私は好きでした!キムタクは特に好きとかはないのですが、いつものクセをとった声だったのが好印象で、ハウルと雰囲気が合っていると感じました。
おわりに
ジブリ作品は、本当に名作ばかりですね。
どの主人公も魅力的で、何度見ても飽きません。特に見るTVが無いときには、そのときに気の向いたジブリ作品を流すようにしています。
久石譲さんの楽曲も、心に訴えかけるメロディーで、本当に凄いです。
みなみは、魔女の宅急便の「海の見える街」が好きで、今もたまにピアノで練習をしています。
もう、10年以上前から練習しているのに、未だに最後まで弾けないです。
ユーミンの挿入歌も多いですがどれも素敵ですよね。
魔女の宅急便の最後は、キキの両親に当てた手紙と、この曲でおしまいです。なので、この記事も真似してそれで終わる事にします。
「雨上がりの庭で クチナシの香りの 優しさに包まれたなら きっと 目にうつる 全ての事はメッセージ」
ジブリホームページより画像お借りしました↓