犬を飼っていますが、ネコも好きです。
柔らかくてしなやかな体に、何を考えているのかわからない神秘的な瞳。
猫は、古代エジプトでは神聖な生き物として扱われていたそうです。
中世ヨーロッパでは、精霊・魔法使いの使い魔としても扱われていたようで、昔の人も猫の不思議な魅力を感じていたんですね~。
そんなわけで、今回は猫に関するおすすめな本を2つ挙げたいと思います!
ついでに、漫画も!
『ふわふわ』
村上春樹・文 安西水丸・絵
こちらは、村上春樹さんの作品です。
あまり有名ではないかもしれませんが、好きな一冊。
村上春樹さんが飼っていた、猫の緞通(だんつう)のお話です。
「だんつう」とは、中国の上等な絨毯のことらしいです。
すばらしい文章。 小さい頃の猫との情景が、自分の中に懐かしくよみがえってくるような感覚です。
そしてずいぶん多くのことを、いのちあるものにとってひとしく大事なことを、猫から学んだ。
幸せとは温かくて柔らかいことであり、
それはどこまでいっても、変わることはないんだというようなことーーたとえば。
一番心に残っていた文章です。
これを読んだからか、私にとっての“幸せ”というものも「あたたかいこと」が大きな要素となっています。
非常に短く、難しい漢字にはふりがながふってあるので、小学生でも読めると思います。
いつかネコを飼うことがあれば、私もだんつうっていう名前にしたいなぁ(オスなら)。
『大事なことはみ~んな猫に教わった』
絵+文:スージー・ベッカー 訳:谷川俊太郎
大事なことはみーんな猫に教わった 谷川俊太郎(訳者),スージーベッカー
こちらも、絵と短い文で構成された本です。
どのページも、「ふんふん。…うふふ。」と思ってしまう。ユニークなんです。
猫の表情もとても愛らしくて好きです。
谷川俊太郎さんの訳もいいんですよね~。
こんな風に生きれたら、清々しいだろうなぁ。
「きゃわわ~♪」とつぶやきながら、ついついページをめくってしまいます。
現在は、中古しかないみたいでしたが、とっても良い本です。
猫の漫画
その他にも、猫の漫画で好きなのは、
『きょうの猫村さん』『ニャアアアン!』
などがあります。
『きょうの猫村さん』
作:ほしのよりこ
猫の家政婦のじんわり系漫画。
(P16)
鉛筆画っぽい感じが何とも言えません。
猫村さんのしゃべり方も、少し上品で可愛いです。
『ニャアアアン!』
作:鴻池剛
ツイッターをフォローしていた方の漫画。
(P88)
ネコを飼う苦労も喜びもわかる内容。 シュールな笑いです。
おわりに
実は小さいころ、猫が怖かったのですが、大人になるにつれて大丈夫になりました。
猫のように
“ソフトに。 クールに。 神秘的に。
そこにいるだけで、誰かをいい気持にできるように”
なれたらいいですね。
(大事なことはみ~んな猫から教わった、より)
なんだか猫に会いたくなりました。
野良猫探そう…。
多分逃げられるけど…。
野良猫写真もよければどうぞ。