みなみ風の吹く裏庭で。

旅行やグルメや好きなもの

ちびまる子ちゃんの『ももこのほのぼの劇場』が可笑しくて切ない。

こんにちは。

さくらももこさんの「ちびまる子ちゃん」、皆さん好きですか?

 

みなみは、ちびまる子ちゃんが大好きで、何度も読み返す漫画の1つです。

 

今回は、ちびまる子ちゃんの単行本の後ろについている、『まるこのほのぼの劇場』についてです。

f:id:minami-saya:20190630183702j:image

 

目次

 

 

『ももこのほのぼの劇場』とは

「ちびまる子ちゃん」1~9巻の本編の後についている、さくらももこさんのエッセイ漫画。

さくらももこさんが、小さいころや若いころの心に残った出来事を漫画にしています。

 初々しくて、面白くて、透明感のある話ばかりです。

そして、ちょっと切なかったりもします。

 

 

『ももこのほのぼの劇場』の全て

<1巻>

教えてやってるんだ ありがたく思え!

うちはびんぼう

あこがれの鼻血

特典付き飼育当番

たかがディスコに行くだけで

うちはびんぼうパートⅡ

 

<2巻>

雪を食べたい…

おかっぱ・かっぱ

5月のオリエンタル小僧

みんな恥知らず

ひとりで勝手に運動会

 

<3巻>

盲腸の朝

ひとりになった日

みつあみのころ

 

<4巻>

夏の色も見えない

夢の音色

口笛がきこえる

 

<5巻>

いつものかえりみち

いつか遠いところで

A  Jolly  Day

 

<6巻>

フランス人形とちび姫

手をつなごう

放課後の学級会

 

<7巻>

無し

 

<8巻>

陽だまりの粒

 

<9巻>

小鳥屋の のりちゃん

 

 

 名場面ピックアップ

『うちはびんぼう』

さくらももこさんちの貧乏な庶民派生活を漫画にしたものです。

f:id:minami-saya:20190630173215j:image

1巻 P121

 

 おばあちゃんが、何でも「薬になる」と言う場面。

そういえば、うちの祖母も「もう長くない。」などと繰り返し言いながら、すごい長生きした、と母が言っていたのを思い出しました。

おばあちゃんあるあるですかね?

 

『おかっぱ・かっぱ』

中学生に上がる準備のため、母がももこさんの髪の毛を切る話

切りすぎないでよ」と言ったにもかかわらず、案の定切りすぎる母。

 

ももこさんは大泣き。

夕ご飯は家族に髪形を見られたくないので、服を頭に被って登場します。

f:id:minami-saya:20190630173408j:image
f:id:minami-saya:20190630173232j:image

 2巻 p116・117

 

家族の反応が笑えます。

母親に髪の毛を切ってもらうと、痛い目みるのはうちだけじゃないらしい…。

私も幼いころ前髪を切られ過ぎていました。左右をそろえようとするから、短い方に合わせようとして、どんどん切られていくんですよね…。

文句を言っても、切った後の母は、「これくらいでちょうどいいのよ。」と強気でした。

 

 

『ひとりになった日』

就職のため、上京して、初めて一人暮らしを始める時の話です。

引っ越しの手伝いに来てくれた母を駅で見送るシーンが、なんだか切ない。

f:id:minami-saya:20190630173314j:image

P152 

f:id:minami-saya:20190630173327j:image

3巻 P155

 

うーん、大学生で、一人暮らしを始めてさみしかった頃を思い出します。 

ひとり暮らしを始めた日、家に帰って誰もいないことに愕然としていました。

 

 

『みつあみのころ』

高校生の時に、他校の男子生徒に一目ぼれした話

f:id:minami-saya:20190630173338j:image

3巻 P165

 

女子の乙女心って、底知れない…。ほんとに。

特に中学・高校の女子のパワーたるや、時間やめんどくささなどものともしない、弾け飛びそうな強さがあります。

 

 

『夏の色も見えない』

受験生の夏休みが良く表されています。

f:id:minami-saya:20190630175943j:image

4巻 P118.126

 

 なんで勉強しないといけないんだろう…なんて考えて、不条理に感じながらも勉強するしかなくて。

今では納得できるけど、その時は分かりませんでした。

友達と一緒に部屋でテスト勉強したりしていた、懐かしい雰囲気を思い出します(もちろん全く勉強は進まない)。

 

友達の、メロンソーダ越しのカット好き♪

 

 

『フランス人形とちび姫』

ももこさんのお姉ちゃんは、美人でフランス人形みたいと周りから褒められる。

対して、ももこさんは、こけしに似ていると言われる。

 

でも、そんなきれいで羨ましく思っていたお姉ちゃんが、長い髪を切ってしまった。

その理由が失恋だ、と気が付いた話です。

f:id:minami-saya:20190630183528j:image

6巻 P138

「…てことは、私もお姫様…?!」と思って嬉しくなった 覚えがあります。

なんだか、自分に少し自信が持てそうな、そんな内容。

 

 

『陽だまりの粒』

中学の時に、他のクラスの男子が、「ももこさんのことを好きだ」という噂が流れた話。

f:id:minami-saya:20190630183534j:image

8巻 P173

 

ふたりは、ほぼ会話をしないのに、なんだかくすぐったいような空気感です。

そして、さすがさくらももこさん。笑えるところ、きっちりあります。

 

 

おわりに

『ももこのほのぼの劇場』は、いかがでしたか?

単行本を持っていた方は懐かしかったでしょうか?読んだことがない方はぜひ読んでみてくださいね。

 

『ももこのほのぼの劇場』だけを集めた本もあるようです。

 

でも、漫画を持っていない方は、面白いので、ちびまるこちゃんを集めても損はないと思います。

 

みなみは、10巻くらいまでが好きです。

今のアニメのちびまる子ちゃんは、けっこうシュールさが強いですが、漫画の方が爽やかで可愛いですね~(*^_^*)♡