みなみ風の吹く裏庭で。

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徹夜本!おすすめミステリー小説5選。~貴志祐介・湊かなえ・綾辻行人…

ミステリーはお好きですか?

私は大好きです♪

 

手に汗握るドキドキ感や、今後どうなってしまうのか、だれが犯人なのか…。

 読む手を止められないような作品に出会うことは、喜びです!

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これは、読む手がとめられず、一気読みしてしまったなーというミステリーを挙げてみたいと思います。

 

 

 

『告白』 湊かなえ

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 言わずと知れた、「イヤミス」の女王、湊かなえさんの代表的な作品です。

 

教師のお母さん、その一人娘が学校のプールで死にました。

第1章は、教師が第一人称となっての語りです。

その教師は、「事故ではない。このクラスの生徒に殺された。」と言って、春休み前の最後の日、ホームルームを始めます

 

第6章までありますが、それぞれ語り手が違います

クラスメイト、犯人とされている生徒、その姉…

それぞれの立場から、その事件のことが、少しずつ暴かれます。

 

非常におもしろい作りです。

その後の湊かなえの作品にも、同じような構成のものがいくつかありますが、やっぱり、最初に読んだ告白の衝撃はすごかった!

 

映画だけ見た方、絶対に本を読んだ方がいいですよ~。

映画は気持ち悪さだけが残ってしまい、苦手でしたが、本は、それぞれの人物の心理描写や手に汗握る内容が満載です!

 

湊かなえはたくさん読みましたが、やっぱり告白が一番好き。

どれも面白いですけどね!

 


告白 (双葉文庫) [ 湊かなえ ]

 

 

『黒い家』 貴志祐介

黒い家 貴志祐介

とても、怖かったです。

おばけの恐怖ではなく、人間の恐怖です。

 

「サイコパス」という言葉は今ではとても有名ですが、まさにサイコパスの話。

 

一軒家を訪ねた、保険会社に勤める主人公。

その家で、そこの父親と一緒に、自殺している子供を見つけます。

 

そんな場面で、父親が見ていたのは…、息子の方ではなく、その主人公の方。

 

おどろいている、主人公の方を見ていたのです。

 

毎日毎日、保険金をせびりに来るその父親。

本当に、自殺?父親・母親はどんな人?

 

非常に怖いのに、一気に読んでしまいました。

読んでいると夜中になってしまい、玄関の方で物音がして、

「ひいいいいーーー!!」

と叫びました。

 

まだ読んでない方は、ぜひとも!

 


黒い家 (角川ホラー文庫) [ 貴志 祐介 ]

 

 

『新世界より』 貴志祐介

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またまた、貴志祐介の作品。

どちらも、捨てがたくて、2つ入れてしまいました。

  

なんと3冊にわたる超大作!

貴志祐介が構想30年かけて書いたそうです。

 こちらは、ファンタジーが入っています。

 

1000年後の日本の話。

自然のきれいな集落で、描写的には1000年前の日本のような感じがしますが、そうではありません。

人間は、サイコキネシスという不思議な力を持つようになっています。その学校もあり、その力をしっかりとつけるために色々なことを学びます。

しかし、その学校がまた怖い。

人がいなくなったり、掟があったり…。

 

常に嫌な予感がします

常に常に。

「この後良くないことが起こる。」

そんな気分で、ずっと本を読み進めることとなります。

 

長編は、苦手なんですが、これはそんなみなみでも3冊さらっと読めました。

上が少し説明が多いので、読みにくいかもしれませんが、そのあとは気になってどんどん読んじゃいます。

 


新世界より(上) (講談社文庫) [ 貴志 祐介 ]

 

 

『十角館の殺人』 綾辻行人 

十角館の殺人

有名なミステリー本、アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」はご存じですか?

ある島で起こる連続殺人事件。

脱出困難な島で、どんどん人が殺されるお話です。

海外作品なので、出てくる登場人物が覚えにくいという難点がありますが、面白いです。

 

そんな、「そして誰もいなくなった」のオマージュ、『十角館の殺人』。

「そして誰もいなくなった」を知っていた方が楽しめると思います。

 

内容ですが、推理小説研究会のメンバーで、無人島に行きます。

その島で、どんどん人が殺される。

 

最初の方は、「あれ、まだ殺されないぞ?」となかなか殺されないのをもどかしく感じるかもしれませんが、安心してください、そのうちどんどん殺されますんで!

 

綾辻行人の館シリーズ、第1作目です!

 


十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫) [ 綾辻 行人 ]

 

 

『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介

徹夜本 向日葵の咲かない夏

新潮文庫のまさに「徹夜本」。

 

こちらは、子供が主役です。

夏休みを迎える終業式の日、欠席したクラスメイトの家に行くと、首をつって死んでいました。

 

びっくりして、主人公は、学校に戻り、先生に報告します。

でも、警察と先生がその家に行ってみると、死体は無くなっていた…

 

びっくり仰天な内容です。

結末には賛否両論がありそうですが、気になって読み進めてしまう!という点では、ベスト5に入りました!

 


向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) [ 道尾秀介 ]

 

 

おわりに

 なんとなく、恋愛小説が読みたくなくて、ミステリー小説ばかり読んでいる時期がありました。

 ミステリーは、「読まなきゃ」じゃなく、「我慢できない、読みたい!」と思えるのがいいですね。

 

帰ったら、あれ読もう!と楽しみにできます。

怖いのに、面白くて気になるって、人の心が不思議。

 

徹夜必至だったミステリーは、人に読んでもらいたくなります( ^^) 

で、「怖かったよね?怖かったでしょ?!」って共感し合いたいです笑。

 

 

ミステリーで震え上がった後は、ほっこりもいかがですか?

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