福岡市東区箱崎にある、筥崎宮の【放生会】へ行ってきました。
毎年、行けたら行きたいと思っている放生会。
ビールを飲みながら、露店をみまわるのが、とても楽しいです。
そして、いつも気になっていた『見世物小屋』に、今年は初めて入ってみました。
今回は、博多の三大祭りのひとつである、『放生会』についてのご紹介と、行ってきた体験記です☆彡
放生会とは
「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」神事。
筥崎宮では、今から千年以上も昔から行われています。
読み方は、辞書では「ほうじょうえ」で載っていますが、福岡のひとびとは、「ほうじょうや」と言います。
毎年、9月12日~18日の7日間行われます。
アクセス:
福岡県福岡市東区箱崎1-22-1
地下鉄貝塚線「筥崎宮前」より徒歩3分(1番出口)
JR鹿児島本線「箱崎」より徒歩8分
西鉄バス「箱崎」より徒歩3分
※バスだと渋滞となっていることがあるので、地下鉄がおすすめです。
放生会の名物
筥崎宮の放生会には、いくつかの有名なものがあります。これらをおさえて行くと、さらに楽しめると思います!
新しょうが
まず一番に挙がるのが、新しょうがです。
この時期の旬であることに加え、黒田官兵衛とその恩人である加藤重徳という武将が再会した際の手土産に使われたというエピソードから、名物となったそう。
チャンポン
一般的には「ビードロ」と呼ばれていますが、博多では「チャンポン」。
明治の終わりごろから売り出されて名物に。
息を吹き込むと、「チャン」「ポン」と軽やかな音色を奏でます。仕上げの絵付けは全て巫女さんの手仕事です。
露店
筥崎宮の参道に軒を連ねる屋台・露店は、なんと約500軒!
露店の種類の多さも見ものです。
わたがし・焼きイカ・りんご飴・金魚すくい・射的などの定番はもちろん。
梅が枝餅・タピオカ・ケバブ・小籠包・ザリガニ釣り・うなぎ釣り・アーチェリーなど、斬新なものまであります。
見世物小屋・お化け屋敷
放生会の見どころの一つとして、外せないのが、お化け屋敷や見世物小屋!
昭和感の漂う外観は、見るだけでも圧倒されます。レトロ好きであれば、ぜひとも入場してみてください。
ちなみに、お化け屋敷は結構怖いみたいです。外まで叫び声も聞こえてきます。
見世物小屋は、以前から興味があったので、今年は初めて入ってみました。衝撃的だったので、その時のことは詳しく書きたいと思います。
書きました。こちら。
おはじき
大人気の筥崎宮のおはじき。
悪災をはじく、という意味もあるそう。
可愛らしい粘土の素焼きで、毎年テーマに沿った形が20種類作られます。
20種類ひとまとめで売られており、桐箱入り3000円、額装12000円です。
ただ、あまりの人気にお祭り時に早い時間から行列ができ、オークションに出回ることも多くなり、2017年に販売中止となりました。
2018年からは、通年購入できるようになったそうですが、こちらも売り切れることが多いみたいです。
放生会体験記
放生会には、何度も訪れていますが、今回は友人と2人で、金曜の8時から赴きました。
地下鉄空港線の天神駅から筥崎宮前駅まで約8分。(乗り換えが必要な場合もあります。)
電車はそれほど混んでいませんでした。
が、放生会の会場につけば、激混みです。
実は、これはまだいい方。
去年は土曜の夜に行きましたが、さらに混んでいました!
可能であれば、平日の夕暮れ時から行くことをお勧めします。
暮れかけた参道をのんびり歩きながら露店を見るのは、風流でとても気分が良いです。
(数年前、夕暮れ頃から行った時の写真)
まずは、お腹がすいていたので、屋台の汁ビーフンとちまきを食べました。
汁ビーフン600円 ちまき300円
ちまきが美味しかった。
汁ビーフンの汁と薬味も美味しかった。
のどが渇いたので、ビールを買いました。
500円。アサヒとキリンがありました。
信じられんくらい美味しい!!
もしや、筥崎宮の神聖な何かが、ビールにしみこんでいる?!久しぶりにこんなにおいしくビールを飲みました。
歩きながらビール、放生会の醍醐味!
その後、豚バラと鳥かわ(各100円)を買って、ぶらぶら参道を上がり、お宮に向かいます。
お神酒と鳩みくじを発見。
ビールを持って、参拝するのは気が引けたので、迷ったあげく鞄に飲みかけビールをインしてお参りしました。ちゃぽんってなんて、カバンの中に飛び散ってないか気になりましたけども。
(神様、いつもありがとうございます。わたしは、〇〇に住んでいる〇〇というもので、もにゃもにゃ~~~もにゃもにゃ~~家族を~~もにゃもにゃ~私にも縁談を~~もにゃもにゃ~たくさんお願いしてすみませんが、なにとぞよろしくお願いいたします!)
非常に長いお願い事を心の中で読み上げ、ふと友人を見ると、もう境内の端の方で違う方向を見ていました。
筥崎宮のなかは、色々な展示品があります。
先ほど紹介したのとはまた別の、昔話のおはじき。ほぼ全部、何の話か分かるんだけど、右端の、下から二番目だけわからない……。
…ペンギン…さん?こんな生き物の登場する童話ありましたっけ?!
他にも、チャンポンやいけばなが展示してありました。
芸術とは、理解に苦しむこともありますが、好きな作品とそうでもない作品はあるので、そうゆう感じでいいんじゃないかな~なんて思いながら鑑賞。
「湧出石」という、触ると開運のご利益のある石もあります。
ちょうどその石が写っていなかったという、致命的ミスを犯しました!
この手前に、可愛らしい石があります。
石を、これでもか!というほど撫でまわしてから、再び参道へ。
可愛い、こんぺいとうやさん。
イカ焼きも買って食べました。めちゃくちゃ美味しかった。イカ最高!食べたい露店食品No.1!
口の周りをべとつかせる行事を済ませたところで、そろそろ面白ゾーンへ…。
射的・くじ引きなど、遊べる露店がたくさんあるエリアがあります。
金魚すくいは普通ですが、中に鯉もいるのが放生会。
さらには、ザリガニ・うなぎと変わり種も登場です。
うなぎは、釣れたら2000円でかば焼きにしてくれるらしいです。なんと~…。食欲をそそらないうなぎ釣り。
そして、先ほども紹介しましたが、名物のお化け屋敷…!
手作り感が、逆に新しいと言えます。
怖いので、店の前にある飾りを眺めるだけで通り過ぎます。
さらに、見世物小屋!
どうですか、あやしいでしょう…。
ついにみなみは、異世界へ、足を踏み入れてしまいました。
これについては、長くなっちゃうのでスピンオフさせます。
何とも言えない気持ちで見世物小屋を出た後は、のほほんと楽しい型抜きです。
3枚で200円。
これをきれいに型抜きできれば、お金がもらえるという、燃えるシステムが大好き。
で、こう。
粉砕しました。
冷やしキュウリを買って、傷ついた心を癒します。
300円。塩から過ぎずに美味しかった。でも最後の2口くらいで飽きてしまって、友人にあげました。
そろそろ終了のアナウンスが流れてきたので、帰ることにします。
11時近くになっていたため、地下鉄は座れて快適でした♪
その後、中洲川端駅で降り、清流公園まで歩いて、コンビニで買ったビールとスルメを食べて、月を見ながら語りました。
(ドラマ「偽装不倫」に出ていた男子2人に同時に告白されたら、どっちと付き合うかについてや、今後の婚活スケジュール、男女の色彩感覚の違いについて、など。)
おわりに
放生会は、博多三大祭り(他は、どんたく・山笠)の中でも、私が一番好きなお祭りです!
長い参道に並ぶ露店は圧巻ですし、ビールを飲みながら歩くのは、とても気持ちがいいです。
にぎやかなのに、懐かしいような感じもして、今年もすごーく楽しめました!何より、お初の見世物小屋はみなみの脳裏にこびりつきました。
早速絵を描いて、みなさんに紹介しようと思ってます!
放生会、来年も行けるといいな(*^_^*)♪
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見世物小屋の記事はこちらです。