みなみ風の吹く裏庭で。

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土曜日のゴッホ展へ!混雑してたけど、芸術の端っこを捉えた気がした1日。

土曜日の午後、ゴッホ展に行きました。

コロナ禍で、行きたいけどずっと迷っていたんですが、ついに決意。空いている時間を分析しつつ、出陣しました!

混雑具合や、ゴッホ展の回り方、絵の感想などを書いてみましたー!

 

ゴッホ展に行くまで

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場所は、福岡市美術館。

到着したのは、土曜日の15時半頃

当日券売り場は、行列もなく、すぐにチケットを購入できました。

大人、一人2000円です。

土日は、入場時間が1時間ごとに区切られていて、入場の人数制限もあります。

私は15:30~16:30入場です。
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糸杉のチケットにわくわく。

 

2階に上がってみると、けっこう人がいます。控えめに言って密。

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とりあえず、心を落ち着けるために、あたりを意味もなくうろうろ。外を見てみたり。小さく見える黄色のかぼちゃがシュールです。

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少し落ち着いたら、ロッカーにコートとマフラー、カバンの中の重たい物(日傘など)を預けます。この時、100円がいるんだけど、後からちゃんと返って来るようになっているので、福岡市美術館の親切さに乾杯です♪

 

ゴッホ展に入る前に、田中達也さんのミニチュアを鑑賞。

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デッキブラシが麦畑みたいになっていて可愛いです。

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さて、いざゴッホに会いに行こう!と決意して入場口に!

ゴッホ展の中と、回り方

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中は、かなりの人でした!密~!絵より人が気になる…。

ってことで、私はサクサクと先に進むことに。

空いているところだけじっくり見て、かなり飛ばしながら鑑賞しました。

最後まで行ってから、また最初の入り口付近へ。

そしたら少しだけ空いてました。空いている絵もその時によって違うから、今度は違う絵をじっくり見たり、さっき気に入った絵をじっくり見たり。

そして最後までたどり着くと、すでに時間は4時半過ぎ。

3回目の鑑賞へ、入り口付近まで戻ると、人がかなり減っている!!

密を避けたい人は、4時半以降の入場がおすすめ!

展示が5時半まで出し、ショップも五時半までなので、グッズをゆっくり見たい人は間に合わないけど、グッズなんかいらねー!って人は全然いいと思います。

 

ゴッホの作品の感想

最初の方に見たのは、木炭で描かれた絵。練習なのかな?と思ったラフな絵もいくつかありました。

中でも、印象に残ったのは、『ジャガイモを食べる人々』

なんか、小さな家の中の、夕ご飯の濃密な時間を見てしまったような感覚で、面白かったです。狭くて、でも楽しそうで。

 

あと、『テーブルにつく女』は、夕方から夜になる手前に、家の中から窓の方を見た時の感じでした。暗くて、窓と自分の間に在るものは黒く見えて。なんとなく、取り壊す前の実家を思い出した。

 

題名は忘れたけど、海の絵もきれいでした。近くの波の印象がリアルで、横の説明書きにあった「砂粒が絵の具に交じってる」ってエピソードも良かった!

 

そして、でっかい絵だった『黄色い家』

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可愛くて、素敵でした~。有名な絵だし、見るとなんとなくニヤニヤしてしまった。怪しい女確定です。

突き抜けるような青い空と、明るい黄色い家。ちょっとひしゃげてる感じもなんとなく愛おしいような…。

ポストカード買っちゃいました。

 

『レストランの内部』もピンクっぽくて可愛かったです。

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(上の絵は、ゴッホ展から出たところで売っていたレプリカ。)

気持ちの軽くなるような、ここでフレンチとか食べたいわ~と思うようなポップな店内でした。

なんと、壁にはゴッホの絵が飾ってあるらしい。ゴッホの絵の中にゴッホの絵がでてくるの面白い。

 

そして、『種まく人』、これ見た時も、ニヤつきました。

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超意気揚々と歩く人。

後ろには、威風堂々の太陽がドーン。

悲しみとか感じさせない、良いことありそうな予感のする絵でした。

 

『サン・レミの療養院の庭』も良かった。

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こちらもポストカード買っちゃいました。

木々が生き生きして、生命力感じる。陰も陽もごちゃまぜに詰め込んだむんむんした木々でした。奥にある黄色の建物もなんとなくいい感じ。

この作品は、珍しくゴッホがサインを書いているそう。気に入ると、サインしちゃうゴッホ、可愛いやん。

 

『夜のプロヴァンスの田舎道』
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これは、今回の目玉の一つでしょう。

またまたニヤつきました。

同じ太さの筆の線で、ひたすら描かれている絵でした。道も木も空も月も、線で出来ていて、なんか「あ、伝えるって、こういうことなんだなぁ。」って思いました。

見たものを、絵にする意味ってこれなんだな~、というか。写真じゃなくて、絵。芸術の根本に、私も少しだけ触れられたような気持ちになった作品。

星の周りの光に、緑色が入っていたのもなんだか印象的でした。

 

『悲しむ老人』も見たことのある絵だったけど、こちらはにやつかず、むしろうるっと来ました。

おじいさんが、椅子に座って頭を抱えている絵です。色調は可愛く明るくて、でも、老人は、なんだかよれていて、清潔感もない(←失礼)。暗い色を使っていないところに、逃れられない明白な喪失感みたいなものを感じてしまいました。

 

全体を見ての感想。ゴッホって、深い人物だったんだなぁ、と(当たり前)。優しくて、生きることに対しての考えが深くて、悲しくて、繊細。

そんな人物に感じた。わかんないけど。

 

そうそう、ゴッホ展でしたが、他の人の絵もありました。ルノワールとか、ミレーとかの作品も、すごく素敵でした!

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誰のか忘れたけど、ゴッホ以外の絵!なんか綺麗だったのでこちらもポストカードを、購入。

 

あと、一か所、「これ、ゴッホ塗り忘れてない?」って部分がありました。木の幹なんですけど、輪郭とってしかないから、背景が透けちゃってるんですよ~。

ゴッホも筆の誤りあるんかな。たぶん違うと思うけど。

 

おわりに

原田マハさんの「たゆたえども沈まず」は、ゴッホのお話なので、読もうと思って帰りにツタヤにいったんだけど、売り切れてました。

みんな考えることは同じかぁ。

芸術に触れて、人生がちょっぴり豊かになった一日でした。

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帰りは裏路地に色々可愛いお店を、発見。
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ではっ。