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不安感やパニック発作の対処法にウォーリーストーン?!〜安心グッズを作りたい!〜

不安の波が襲ってくる。その時に欲しいもの。

実は、急に不安が襲ってくることがあります。電車の中、街の中、病院の待合室、時には、自分の部屋でさえも…。

このブログにはあまり書いていませんでしたが、私は20代の頃、ひょんなことからパニック障害を発症してしまいました。

それから、もう何年が経ったでしょう。一番ひどい時からは良くなりましたが、いまだに不安の大波小波が襲ってくることは、ちょこちょことあります。もちろん薬も飲みますが、なるべくなら飲みたくないし、飲む前に何か少しでも対処したい。

そこで、よく思っていたのは、「薬の他にも、持っていて安心するようなものがあればいいのにな…」ということでした。

よく、小さい頃から使っていた毛布をずっと使っていて、それがあれば安心する、なんていうエピソードを聞きますよね。流石に毛布は持ち歩けないけど、自分が持っていると少し気持ちが安心する、そんなお守りのような存在を探していました。

 

 

海外の『Worry stone (ウォーリーストーン)』

手で触って、小さいもので…何か気持ちを落ち着けるものを探したい!!

そう思い、自分なりに「パニック症」「不安障害」「緊張症」「リラックス」などのキーワードで小物をネット検索!探していたのですが、全然求めているようなものが見つかりませんでした。「それなら、自分で作ってみようか?!」とモノ作り大好き人間の私は、俄然やる気に…。

パニック発作や不安障害においては、自分の身体の症状から、気持ちを逸らすことができるというのがとても重要です。そのためには、手触りが良かったり、心地よい刺激があって、ずっと触っていたいようなものがいい!イメージはどんどん膨らみ、「これは素晴らしい思いつきでは?!」ととても嬉しくなった私。

でも、世界は広かった…。もしかして海外にはそういう商品があるんじゃない?と思い、海外サイトを検索すると、あらびっくり。『ウォーリーストーン』という名前で、とてもたくさんの同じような商品が売られていました笑。

ウォーリーストーンとは、小さな平べったい石のようなもので、親指でくぼみをこすることで、不安な気持ちや緊張を紛らわせ、和らげる効果があるとされています。

日本の「精神的な病は隠そう」という風習とは違い、海外では精神科へ行き治療するのは、とても一般的なよう!(素晴らしい!)対策方法やグッズも幅が広いようです♩

 

 

『すりすり石』について

海外商品は色々見つけましたが、日本では気軽に買えるものが少なく、「やっぱり自分で気に入ったものを作りたい!」と思いました。

 

まず、見ただけで可愛いと思えたり、ほっこり笑顔になれるようなもの。

海外のウォーリーストーンのように一つのスベスベとした感覚だけでなく、イボイボやザラザラなど、異なる感覚も味わえるもの。

永く愛用できて、お守りや自分の小さな相棒のような存在になれるもの。

そのためには、素材もきちんとしたものを…。

 

などなど、考えながら、構想を練り、何度も試作品を作りました。

そして、すったもんだでやっと完成〜!

名前は、『すりすり石』にしました。ウォーリーストーンだと、直訳で『心配石』になっちゃって、なんだかしっくりこないので。呼びやすくて、使い方もわかりやすい名前です。

 

作成した『すりすり石』たち

小鳥 黄色 ウォーリーストーン worry stone パニック障害 不安障害 パニック発作

まずは、すりすり石、小鳥ちゃんバージョン。

コロンとした癒やされボディに愛らしいお顔。体の横は、親指ですりすりできるように、適度な窪みをつけています。胸の部分には、3つのいぼいぼで異なる感覚を味わえ、気分転換ができるようになっています。

尾っぽは、ツボ押しができるように、適度な尖り具合に仕上げました。

 

マッコウクジラ 小物 キーホルダー バックチャーム Worry stone ウォーリーストーン パニック障害 パニック発作 対策グッズ

次は、すりすり石のマッコウクジラバージョン。ゆったり、大きな体で大きな海を泳ぐクジラは、なんだか海の守り神的な存在な気がして、気持ちもゆったりするかな、と思い作成。

色は、深いブルーにして気持ちが落ち着くように、マーブル模様は見飽きないようにです。

クジラは子供っぽくならないように、大人が身につけられるもの、をテーマにデザインしました。背中は彫刻のような彫りがあり、アート性にもこだわってます。

こちらも、体側はスベスベのくぼみがあり、お腹にはイボイボがあります。少し細いですが、尾っぽでツボ押しもできるようにしています。

 

どちらも、金具は真鍮製。安っぽい光にならないように、こだわりました。

紐は、牛革に!

でも、実際に1ヶ月使ってみて、牛革は劣化が早いような気がしました。今、1ヶ月使った時点では、大きな破損は無いし、思いっきり引っ張ってもちぎれることも無いです。(検証大事!)ただ、少しくたびれてきたり、小さな削れで色が白っぽくなっている部分も。

革製が好きなのでこだわりたかったですが、化繊で丈夫で、ニュアンスのあるものも、仕入れました。手に取ってくれる人が、どちらか選べるといいなあ〜と。

 

興味があれば、ミンネやクリーマに出しているので、ぜひ覗いてみてください。

 

minne.com

www.creema.jp

 

(もし、もしも、このブログを見て、買おうかなと思ってくれた方!いないと思うけど嬉しすぎるので、ぜひ一言メッセージください。おまけをつけさせてください!)

 

 

自分で使った感想

1か月、自分で使ってみました。

私は、カバンにつけて、内側に入れて、中でこっそりすりすりしています。トートバックが多いので、中でそのまますりすりしやすい。

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出勤中のバスの中や、今日は病院の待合室ですりすりしてました。(肩と首が痛くて病院行ったの…)。結果、私は結構落ち着きます!左手はスマホ、右手はすりすり石。って感じで、忙しい状態だけど、なにかを触っていると落ち着くという人には、いい商品だと思います。やはり、イボイボよりもサラサラな面をよく擦っております。たまにいぼいぼも触ってみます。

ウォーリーストーン パニック発作 パニック症 うつ病 抑うつ 躁うつ病 

これは、しずく石っぽいすりすり石。

この前は、お店で買い物している時に、クラクラとめまいがして冷や汗が出てきたのですが、その時にずーっとすりすり石を触ったり、ツボ押しで強めの刺激を入れたりしていました。この時は、本当に気がまぎれました。持っていてよかった、と心から思った瞬間でした。

 

もちろん、ただの気分転換に使ってもらってもいいし、リラックス目的で仕事中に使ったりしても良さそう!

 

おわりに

ハンドメイドサイトにも書いていますが、もちろんこれで全ての不安やパニック発作が解決するわけではありません。(そんなものあったら凄すぎるけど…)

ただ、対処法の1つにしてもらえたり、「寄り添ってくれる小さな相棒がいる」「これがあると少し楽になった」なんて感じてくれる人がいたら、とても嬉しいです。

みなさん、平気な顔をして、笑って、でも本当は辛い思いをグッと隠して生きてるっていう人、きっとたくさんいますよね。

私も、今まで、少しだけ、辛い思いをしてきました。でも、その経験がもしも誰かの役に立てたら。辛い経験が、それだけでは終わらずに、人の安心や喜びに繋がったら…それは、むせび泣くくらい嬉しいことです(むせび泣くなよ。)。

 

無理せず、深呼吸しながら、のんびり楽しく人生を歩んでいきたいですね〜!

そうしていきましょう!

今日のブログは、いつもとちょっと系統が違いましたが、最後まで読んでくれた方、ありがとうございました☺️