平日のお昼ごろ、病院の待ち時間が数時間ほど出来てしまったので、福岡市博物館で行われている『驚異と怪異』展に行ってきました。
病院の途中ということで、気もそぞろでしたが、不思議な世界を体験してきました。
驚異と怪異 想像界の生きものたち
会場:福岡市博物館
料金:当日一般1600円
入ってすぐの、説明文と絵です。
「見たことのないものを見たいという人間の好奇心はつきることがない」
日本にも、世界にも、人間の作り出した色々な不思議なものがありますね。
館内は、混雑もなく、ゆっくりと観ることが出来ました。
『驚異と怪異』の展示物紹介
ここからは、私の気になった展示物を紹介していきます。
ちなみに、ひとつの展示物をのぞいて、全て撮影OKでした!
【飾り板・ナイジェリア】
足が魚になっています。川の神様にとりつかれ、両足が麻痺して鯰みたいになったそうです。
くるみ割り人形っぽい。
【石像 セドゥナ・カナダ】
絶妙な表情をしているのは、アザラシ・セイウチなどを支配する女神様です。海棲哺乳類は、女神セドゥナの指から生まれたとされているそうです。
面長で、なんとなくガンバレルーヤのよしこに似ている気がする。あと、自分にもなんとなく似ている気がする…。
【灯籠・中国】
目ん玉が、想像よりも少し下に位置する龍。
【怪獣ヨンノ・韓国】
なんともいえない、不気味さの漂うヨンノ。
何が不気味さを感じさせるのでしょうか。
下を向いた耳?ズレたあご?どこを見てるかわからない目?
そして、既視感があるのですが…。何かの漫画で悪モノ役で出てませんでしたか?
どこかで見た気がするのに、どこで見たのか分かりません。
【?】
これも、どこかで見たことあるような気がする顔。
【?】
描けそうで描けなそうな絵。ぺったりと平面的。色使いが可愛いです。
【仮面(ナマズの精霊)・マレーシア】
知人にそっくりな、ナマズの精霊。
【悪魔仮面(ディアブロ・コフエロ)・ドミニカ共和国】
たくさんの歯と、角に生えたとげ。悪魔だけど、カラフルでポップ。
芸術的な子供が色付けしたような感じ。
【呪術用の像(ンキシ)・コンゴ】
おもいっきり私が映り込んでいますが、この呪術用のンキシさん(名前可愛すぎ)、今回見た中でもトップ3に入るお気に入り。
どんな呪術に使われていたのでしょうか。
表情が、良すぎませんか。
ぼーっとしてた時に、不意に写真撮られたみたいな顔してませんか。
それでいて、重厚感もあります。
【日本】
みんな、口が開いてて、口が大きかったり、歯や舌が目立つのは怖いんだな~と思いました。
【カチーナ人形(サボテン)・アメリカ】
恵みをもたらす超自然的存在のカチーナさん。
表情可愛いし、お腹ちょっと出てるし、これは子供がもらっても喜ぶお人形ですね。
ファーが付いて、高級感も出ています。
【クモ仮面・メキシコ】
対照的に、めっちゃ気持ち悪い。真っ白な肌と、赤いほほに口。まつげがボーボーなのもイヤ。蜘蛛と顔がコラボされてるの、イヤ。
【悪魔仮面・メキシコ】
強烈な顔の数々。
目はガン決まりで口はにやり。
【大分】
大分の山の中で発見されたという、山の神様。
こちらも、トップ3に入るお気に入りのひとつ。
大きな一つ目と、手を上品に交差させているところが、好きです。口元も、もっこりとしてユーモラス。
【有翼の獅子または守護霊サエ・バリ】
バリでよく見かける雰囲気の像。なんか力強く、生命力がある感じがします。
【驚異の部屋】
昔は、珍しいものを集めた部屋やキャビネットを作り、人々を驚かせていた、というお話。
何それ、楽しそう。珍しいものを集めた部屋とか、ナウシカの地下室みたいな感覚で秘密めいて魅力的です。友達来たら話の種にもなりそう。
で、そのキャビネットがこんな感じらしいのですが。
その中にあったひとつが、犬が魚に飲み込まれている置物。
犬の、凛とした表情。
【人魚の骸骨・日本】
2.5頭身の人魚で、いままで想像していた人魚とは少し違いそうな予感。
【猫鬼・日本】
福島県に伝わる幻獣。
猫鬼ってとっても可愛いです。
1本角は野鬼、2本角は幽鬼、3本角は空鬼といって徐々に位が高くなっていき、角のない天鬼は、神のような存在だそうです。
天鬼になるために、毎日修行している猫鬼ちゃん。
漫画とかになりそう。
おわりに
世界の様々な不思議な生きものを見ました。
人間の創造・想像力や自然の偉大さを感じました。
気持ち悪いのから、可愛いの、何か気になる存在がいました。
次は、ジブリ展やるから行くぞ~。
では!