護国神社の蚤の市に行った帰りに、疲れを癒すべく、すぐ近くの喫茶店『ひいらぎ』に入りました。
中は、素敵な昭和の雰囲気が漂い、おちゃめなマスターが一人で切り盛りされていました。
ひいらぎの外観と内観
護国神社からすぐ近くの所にある、カフェ…というよりも喫茶店です。
蚤の市で、体力を消耗していたので、とにかく近い所で休憩しようと土曜日の2時過ぎ頃に足を運びました。
ひいらぎマークのついた、重厚な扉を開くと、中はカウンター席とテーブル席が2つありました。お客さんは、3組いました。
私達が座るとカウンターはほぼいっぱいに!お客さんは、マスターと談笑していたりして、和やかな雰囲気でした。
ひいらぎのメニュー
雰囲気に少し圧倒されつつも、メニューを見ると、目に飛び込んできたのは、『ブルーマウンテンNo1 2000円』!
「とんでもない店に入ってしまった…」一抹の不安がよぎりました。
「何も知らずに来ましたか?」マスターから話しかけられ、「はい。」と正直に答えました。
「高いので出ます。」とも言えないしどうしよう…と思っていましたが、よく見ると普通の珈琲は、1050円。それなら、払えなくはないか…。ケーキセットは1700円とのこと。どうせなら、もうケーキセットいっちゃおう!という強気の心境に変化していき、ケーキセットを頼むことにしました。
ひいらぎのケーキセット実食
珈琲を頼むと、まずカップを選ぶようにマスターに言われました。
壁の棚には、素敵なカップがいっぱい!なんと、カウンターの天井部分にもカップが吊るしてありました。
普段は、割と地味なものを好むのですが、この時は「どうせなら自分では買わないような派手なヤツ、いっちょやりましょう!」という気持ちになって、一番目立つカップを指名しました。
指名したカップの説明をしてくれるマスター。なんのカップかは忘れましたが、「全部のカップを覚えているんですか?」の問いに、3秒ほど黙り、「難しいことじゃありません。」とニヤリ。
そのあと、目の前でマスターがコーヒーを作ってくれるのですが、その手さばきが素晴らしいこと!
「50年、やってます。」と再びニヤリとするマスター。
豆をカップへ入れ、挽き、ペーパーへ入れて、お湯を注ぐ。一連の流れが、体に染みついているだろうことが、一目瞭然で伝わってきます。
そして、届いたコーヒーがこちら。
カップも合わせて、美しい!
なんとなく、引きの写真も撮ってみる。
珈琲の詳しいことが分からないのですが、美味しかったです。
そして、写真を撮り忘れましたが、ケーキも美味しかった!チーズケーキ・ブランデーケーキ・抹茶のフィナンシェが選べたのですが、私はチーズケーキをオーダーしました。これが、すんーーーごくコーヒーに合う!
けっこう小さめのケーキですが、ケーキを食べてコーヒーを飲むと、ケーキが口の中でさっと溶けていきます。
それがコーヒーと混じって、何とも言えません。
飲み干したあと、カップの中の柄も写真に撮ってみました。うん、派手。
マスターは、名物マスターのようで、こちらの様子をみながら、時折話しかけてくれました。店内は、春らしく飾られ、「桃の花、本物ですよ。」「こうやって、飾ってやるのが好きなんです。」と。
そうですよね、好きじゃないとこんなに生き生きと50年も珈琲を作り続けられないよね。
おわりに
入店して少し経ってから、テレビで最近放送されていたお店だと気が付きました。
最初は、高いお店で、自分は場違いではないとか思いました。が、おちゃめで話しやすいマスターと、店内の雰囲気が居心地よく、リラックスして過ごすことができました。
マスターの珈琲の入れ方を見たり、カップを選んだりするのでも、なんだか非日常感が得られます。
気持ちを上げるためにたまに訪れたくなるような、そんな素敵なお店に出会えてラッキー!
ではっ!